「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒

花泉 氷温3年貯蔵 にごり純米 火入 1800ml

花見戦線異状なし!
大人にごり酒で満開待ち


サンッ、ニイッ、イチッ、
はい、開花!!

待ちに待ったサクラ開花宣言
東京は語呂良しサンニイイチ(3月21日)。
この開花予想、桜と言っても大方が
ソメイヨシノを対象としている。

今や桜の代名詞だが、
古来より桜と縁深き日本の中でも
実は歴史浅く、世に出て100年ちょっと。

エドヒガンとオオシマザクラの雑種の
交配種で日本生まれ。
沖縄と北海道の多くを除いて
あっという間に日本を席巻した。

因みにソメイヨシノ(漢字:染井吉野)の
「ヨシノ」だけど、「花巴」の蔵元
美吉野醸造がある奈良の「吉野」とは
何の関わりも無いそう。要は響きだね。

あっちこっちに「〇〇銀座」が
あるのと一緒。さすが吉野ブランド。

それで、東京の満開予想だけど、
4月1日と全国で最も早いとか。

でも意外と寒い日が続いて(花冷え!)
そんな気にもなれなかったが、
二分咲きの桜を見たら気が変わった。

「うかうかして居られんっ!」
「花見酒を用意せよ!」
(雨だからお家で予行演習だけど)



「花泉 氷温3年貯蔵 にごり純米 火入 1800ml」
(はないずみ ひょうおん3ねんちょぞう)

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花見にハナイズミ!
花の沸き立つ泉だ!
花見には持って来いの名前。

それこそ、あ、開花したんだなーなんて、
悠長に構えていると、枝という枝で
満開に咲き誇るソメイヨシノを彷彿とさせる。

そしてこいつは花泉の中でも、にごり純米。
米の旨みたっぷりのオリが
どっぷり濃密濃厚リッチ。

香りは強く主張せず、
口の中に広がる甘みも優しく
すっきり後切れ。上質。

ここまでで説明十分。
しかしまだまだ終わらせない。

なんせ今日開けるのは、
いつものにごり純米の3年貯蔵!
氷温マイナス5℃でじっくり。

石の上にも3年。
氷温庫の中にも3年。
どんな味わいか至極楽しみ。

おっとと花見と酒、もはやどっちが目的か。
否。迷わない。全て整ってこそ花見。
だから弁当もしっかり準備!





「(日土志の手作り)お花見弁当」

思った? 買ってきたんだろって。
残念。滞りなくほぼお手製。
早起きして作って詰めた。

見た目は自信ないが、
煮る・焼く・茹でる・漬ける。
調理工程押しなべて踏んだ(つもり)。

ラインナップはこんな感じ。
・切干し大根の煮物
・うずらの煮卵
・焼きたらこ
・キノコの大葉肉巻き
・茹でスナップエンドウ
・茹でブロ(ッコリー)
・白菜の漬物
・プチトマト

いたって普通。だが、食材は
野菜・肉、山・海のバランス良し!
(のつもり。あ、果物がない)

栄養士じゃないから詳しくは知らないが、
身体を気遣う。健康第一。
健全な心身あっての酒だ。

だから飲むときはしっかりツマむ。
ゆったり酔えるからな。
和ぎ水(やわらぎみず=チェイサー)も
大事。水を飲みながら呑む。

おっとオイラとしたことが
理屈が過ぎた。失敬。
さあ、花見(酒)を楽しめ!





数日後の花見を想定し、
酒は常温にスタンバイ。既に頃合いだ。

杯も花見を見越した選択。
飲みやすい大きめのものを用意。

トク、トッ、トク、トッ。
ズッシリ密度あるにごり酒を杯に注ぐ。
まず眼福。ちょー花見って感じだし♪

次にひと口して感動。柔ら美味い!
このエントリーの柔和さ。
果報は寝て待て。否、花泉は寝て待て。
さすがの3年貯蔵。角がない。丸い!

立ち香は穏やかだが、口に入れた後、
花のような芳しい含み香が
鮮やかに鼻腔を抜ける。が、熟成香は皆無。

飲み込む時にしっかりアタック。
酒好きも納得の醍醐味を感じつつ、
控え目で上品な甘みに口福で降伏。

この香りと味わいから、桜だけでなく、
すみれの可憐な奥ゆかしさをも連想させる。
が、後味ピリっとスパイシーな香味もあり。
美しいものにはトゲがあるのだ。

元々上質なにごり酒だが、さらに洗練さを
まとい、気取った大人のにごり酒とでも言おうか。
これが氷温3年貯蔵の実力。真価。





いやはや、柔よく剛を制す。とはよく言ったもの。
これならどんなアテにも合うよね。

さて一品目。この前の休日、鎌倉に遠征。
地元ファーマーから買った切干し大根を
使った煮物が試金石。

さすが鎌倉野菜。&干し方が絶妙。
ぜんっぜん違う。大根が太くてブリッブリ。
噛んだ時のザックリ歯応えが堪らん。

そして合わさった人参の甘味よ。
花泉の甘味と喧嘩せず。オツな組み合わせ。

メインは、キノコの大葉肉巻き。
単体でも美味い。冷めても美味い。
これに少し温めた花泉で追っかける。
あ、ちょっとだけ燗つけました。

甘い豚バラの脂身、キノコの旨味。
それから極めつけ、大葉の鮮烈な香気。

このスパイシーな風味と、にごり酒の
ピリっと後味が出会った瞬間、
新たなドラマが幕を開ける。

「花も人生も咲き乱れウマックス!」





出会いと別れ。人も自然も花めく季節柄。
気温も上がるし、
ちょっと浮かれ気分になりがち。

それに、このにごり酒、
飲み疲れを知らぬ銘酒。延々とイケる。

酔い覚めも良いけど、
どんどん杯が進んじゃうので
花見では重々気を付けておくれよ。

ほいじゃーね!





洗練極める「にごり酒」、その先へ……。

円熟に丸みを帯びて上品、
かつピリッと刺激ある大人のにごり酒は、
氷温3年貯蔵ながら、お値段据え置きの
超超超超お得な一本です。

お取り扱いは、
「かがた屋酒店」および、
「Online Store かがた夜酒店」にて。

少しでも多くのお客様に飲んでいただきたいので、
お一人様2本までとなります。
お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

花泉 氷温3年貯蔵 にごり純米 火入 1800ml
(はないずみ ひょうおん3ねんちょぞう)

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今週のつまみ

<(日土志の手作り)お花見弁当>
野菜もタラコも煮卵もガッチリ花泉と握手。
そしてもちろん、桜が最高のツマミだ!


Fresh Foods(アトレ目黒B1F)

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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