「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.44

麹違いSET[黄麹vs白麹]中野中 純米吟醸 Episode汽曠錺ぅ箸粒仞

九州の若き蔵元競演による実験的
飲み比べ3部作「中野中」堂々の完結編!



オトコの中のオンナ、
神鳥忍!
ではなく、
中野中(なかのなか)!

なんだっけ中野中?!
って、忘れるべくもないワイ。
だって、オイラ(水取日土志)の連載
「今週の晩酌」記念すべき第1回が、
「中野中」の第2弾だったのだもの。

連載開始からもうすぐ一年か。
早いものだワイ。
ってなんか、口調も老けたな。

気にするな。元から老けてる!
そんなことより中野中の説明すれっ!

「はい! ただいまっ!」

中野中は、お酒の名前なんだけども、
中野さんと野中さんという
2人の名前がガッチャンコしてできてる。

お酒の名前でもあり、この2人が
年一でタッグを組み、3年越しで完成させる
3部作のタイトルでもある。

そして今回ご紹介するのが3年目、
3部作の完結編、Episode気瀬ぅДぅ叩

ちなみに、中野中は、
全国でたった3店舗でしか売ってない。
九州、大阪、関東でそれぞれ1店舗。
つまり関東では、かがた屋酒店だけなんだって。



麹違いSET[黄麹vs白麹]中野中 純米吟醸 Episode汽曠錺ぅ箸粒仞

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中野さん、野中さんと軽々しく呼んじゃってるけど、
中野さんとは、銘酒「ちえびじん」の蔵元
「中野酒造」五代目、
中野 淳之(なかの あつゆき)氏。

野中さんは、銘酒「東鶴(あずまつる)」の蔵元
「東鶴酒造」五代目、
野中 保斉(のなか やすなり)氏のことだ。



写真左:「東鶴」野中氏、写真右「ちえびじん」中野氏

このお二人が年一でタッグを組むといっても
共同で酒造りをするわけじゃないの。
年毎に麹、酛(もと)、造りに焦点を当てて、
決められたルールの中でそれぞれが酒造り。

そして、焦点を当てた部分以外、
ほとんどの条件をぴったり合わせて造ると
一体どんな違いが生まれるんだろう?

その違いを知り、楽しむっていう
夢のような企画だ。
にしても、2蔵を巻き込んで
やっちゃうってすごくね?! やばくね?!




そんな中野中の歩みをさかのぼってみると
1年目(Episode掘砲離董璽泙蓮崑い蝓廖
「醪(もろみ)」の甘/辛の飲み比べ。

2年目(Episode供砲離董璽泙蓮酛(もと)」。
速醸酛と生酛で味わいにどう違いが出るかを試した。

分かった? 日本酒造りの3要素
「一麹、ニ酛、三造り」を
三から順番にさかのぼっているわけだよ。

だから3年目の今年は、「麹」違い。
ちえびじんは「白麹」、
一方の東鶴は「黄麹」で酒造り。

それ以外の条件を合わせた中野中に
果たしてどんな違いが生まれたのか、
オイラが確かめに参るチャンピォンシップ!

ただし、アテも必要。
その方が違いを感じやすいもの。
なんつて、お真面目、ははは。
宣誓! オイラ、食いしん坊なだけであります☆



焼き茄子

東鶴のある佐賀県には、
伝統野菜の「桐岡ナス」ってのがあるらしい。

多久町桐岡地区って地域で栽培されていて
通常のナスの3倍くらいあるとか。

身が積んでて、甘味があって旨いらしい。
ナス好きのオイラにはたまらんよ。

だがちょっと手に入りませんでしたので
スーパーに普通に置いてあるナスで調理。
大丈夫知ってる、それでも十分旨いの。



うれしの

片や、ちえびじんの大分県代表は、「うれしの」

ゴマダレ(練りごま、出汁、醤油、砂糖、みりん)に
漬け込んだ鯛の切り身を、ご飯にのっけて
かっこむっていう、聞いただけで
ヨダレで溺れ死にしそうな料理。

料理名に鯛が出てこないけど、
その昔、お殿様が「うれしいのう」と言って
召し上がったことから付いた名だってさ。
そのまんまやんっ!

「でも、うれしいの♪」

ただし今日はご飯なし。
オイラに言わせりゃお酒がご飯よ。
さて、準備は整った。飲み比べてみます!
まずは東鶴 純米吟醸 [黄麹]から。



東鶴 純米吟醸 [黄麹]

黄麹といえば、日本酒ではお馴染み、
但し今回は初めてのお米を使ってるのがポイント。
九州・佐賀の東鶴が、北海道産米の「彗星」を
使って醸してるってわけ。いざ参る!

フワッとりんご様の美しい吟醸香が東鶴らしく、
軽やかな甘味、線の細い味わいの導入から
品の良い酸味とともに太い味わいへと
広がっていく広がっていくジュワワーって。

それから、麹由来の炒った小麦のような
ほのかにスパイシーな香りが鼻を抜けていくの。
余韻も長めで、グレープフルーツを思わせる
ビター感で後味も締まる。

軽くまろやかな甘味は道産米「彗星」の
成せるワザか。スバラシイ! 杯がすすむ。
実りある仕込みになったことがよく分かる。

黄麹の次は白麹だ。



ちえびじん 純米吟醸 [白麹]

麹だけでそんなに違うもん?!
と思ってひと口。
「ぜんっ ぜんっ違う!」

なんですかこれれ?!
この違いを詳細に述べていいかもんかどうか。
だって、皆んなには自分の舌で確かめて欲しいもん。

ご存知のむきも多いかと思うが、
「白麹」って本来は焼酎で使われる麹。

1918(大正18)年、河内源一郎氏によって
黒麹菌から分離培養されたもので、
黒麹の突然変異である。

へへへ。日本酒・焼酎の認定資格
「SAKE DIPLOMA(ディプロマ)」の
試験勉強してるからオイラ知ってる。




それはいいとして、白麹で造った日本酒は、、、
簡単に言うと、、、焼酎に似ている?!

白麹で上手に造った焼酎って
柑橘っぽい独特の香味があって、
マイルドって印象。

乳酸ではなくクエン酸を生成するから
酸の性質が異なることも大きく影響して
いるらしく、味わいに如実に出ている。
「ファンタスティック!」




この2本を焼きナスと「うれしの」の
組み合わせ全4パターンで攻めろ!
曼荼羅のごとき中野中とツマミの饗宴。

祝! 食欲、飲欲の秋の到来につき、
「学びながら酔えるなんてうれしいのーウマックス!」

中野中、麹違い飲み比べ、
「ホワイトの覚醒」って名前の意味がわかったよ。
これで3年越しの3部作も堂々完結。
別のテーマで次回作が出ることを期待したい。

最後にちょっとラベルの話も。

造り手の2人がそれぞれ、
レコードジャケットを持っているらしき
この素敵なラベル。一体何のレコードか。

ちえびじんは白麹ということで、
通称“ホワイトアルバム”と呼ばれる
ビートルズの名盤『The Beatles』(1968)

黄麹の東鶴は、アンディ・ウォーホルの
バナナのイラストがアヴァンギャルドな
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバム
『The Velvet Underground and Nico』(1967)
なんだってよ。

いいね、ラベル見せびらかしたい!
アルバム聴きながら飲みたい!
そのレコード持ってないけどね。

ちなみにぜんぜん関係ないけど、
「うれしの」が名物なのは大分県だが、
嬉野温泉は佐賀県にある。
なんというかコンプリケイテッドな話。

ほいじゃーね!







九州の若き蔵元2人の挑戦三年目、最終章!

清酒ファンに
毎年ご好評をいただいている
人気企画がこの「中野中(なかのなか)」。

ちえびじん蔵元 中野氏。
東鶴蔵元 野中氏。
二人が手を組み3年越しで3エピソードを完成させる
長期連続企画・中野中。

年毎に麹、酛、造りに焦点をあて、
決められたルールの中でそれぞれが酒造り。
三年目のテーマは「麹(こうじ)」。

一方は黄麹、もう一方は白麹。
それ以外、多くの条件はぴったり合わせ、
「麹違い」でどれだけ味わいに違いが生まれるのか!?

飲み手の皆さんに酒造りにより興味を持っていただき、
より飲むことを楽しんでいただくためのドリーム企画・中野中。

泣いても笑っても
今回が3部作の完結編です。
お見逃しなく。

お取り扱いは全国で3店舗、
関東ではかがた屋酒店のみです。
お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

麹違いSET[黄麹vs白麹]中野中 純米吟醸 Episode汽曠錺ぅ箸粒仞

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今週のつまみ

<焼きナスとうれしの>
うれしの:鯛に和えるゴマダレには市販の練りごまペーストを使って時短。簡単、濃厚で思ったより旨い♪



サミットストア 西小山店
 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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