「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.53

手取川 純米吟醸 冬林檎 2016Ver. 1800ml

初潜入&蔵元インタヴュー!
日土志、青山SAKE FLEAで王子の生声を拝聴す



ついに来たぜ!
Aoyama Sake Flea Vol.7!!
(アオヤマ サケ フリー)
今回で7度目、ヴォリュームセヴン!

Aoyama Sake Fleaは東京・青山、
国際連合大学前の広場で開かれる
日本酒のイベントで、
造り手である蔵人の方たちと一緒に、
現代の食にあった日本酒を発信していこうというもの。

今回は全国地酒蔵30蔵以上が
蔵元・蔵人さんと共に登場するとのことで
大変楽しみに待っとりました。
オイラは、11/11(土)、12(日)と
2日間に渡って開催されるSake Flea vol.7の
初日にお邪魔させてもらった。




昼前から押し掛けたけれど、
蔵人さんに直に会えるとあって、
例年同様、多くの日本酒ファンで賑わっている。

とはいえ圧倒されてる場合じゃない!
今日の目的は、昨年の[Aoyama Sake Flea vol.5]で
お披露目販売されると瞬く間に売り切れたという
「手取川 冬林檎」を飲むこと。

昨年はこのお酒の存在を事前に嗅ぎつけた
かがた屋酒店が蔵にお願いし、
15本(720ml)だけとっておいてもらったんだって。
そのなけなしの15本を
Online Store かがた夜酒店で販売するや瞬殺。
そりゃそうだ、全国でたった15本……。

そんな人気かつ希少な「冬林檎」が、
昨年に引き続き、今年もお目見えするかも知れない
という噂を信じ、オイラ雲を掴んで馳せ参じた次第。

それにもう一つ、使命もある。
北陸のプリンス蔵元、プリンス杜氏である
「ヤス吉田」氏に会って直接話を伺うこと。

だって皆んなお話し聞いてみたいでしょ?!
「今年の冬林檎のデキは??」
ってな具合にさ。



「[1人1本]手取川 純米吟醸 冬林檎 2016Ver. 1800ml」

ヤス吉田氏(吉田酒造店・杜氏)


商品を見る   

デデーーーーーーーンッ!!
「今週の晩酌」にひさぶりミスターのご登場。

そして、今年の冬林檎はなんと
四合瓶(720ml)ではなく
一升瓶(1800ml)になってる。
自信の表れ?!

そんな中、ああぁ……
絶対旨いに決まっている酒のデキを
蔵元さんに聞くのもヤボな話だが、
意を決して参る!

日土志:
吉田さん、今年の冬林檎のデキはいかがですか?

ヤス吉田氏
(以下敬称略):

去年のデキがとても良かったので、正直ちょっと心配でした。
ですが、何の巡り合わせか、
今年も不思議と思った以上の仕上がりに育ってくれたので
ホッと胸を撫でおろしているところです。




日土志:
またご謙遜を。でもさすが! その言葉を聞けて嬉しいです!
ところで、そもそも冬林檎を作ろうと思ったきっかけや
経緯って何かあるんですか?

ヤス吉田:
ここ数年、研究テーマとして大きな比重を占めて
いるのが、「熟成」に関すること。
搾ったお酒を「生」で保管、流通させるのと、
加熱殺菌、いわゆる「火入れ」するのとでは、
それぞれ考え方や手法も変わってきます。

搾りたての荒々しくもヴィヴィッドな生酒の
旨い状態を、火入れしても失わず、
さらには熟成を介しても
生酒が本来持っていた良さ、特性を失わず、
どうキープするかが命題の一つであるわけです。

そしてもっと言えば、
僕たちは「熟成」商品の定番化を目指していて、
まさに「冬林檎」はその過程で生まれたものなのです。




日土志:
なるほど、かなり高度な研究をされているわけですね。
それでは「冬林檎」の味の特徴と名前の由来を教えてください。

ヤス吉田:
よく熟した蜜たっぷりの赤いリンゴを
ガブリとかじったような味わいです。
甘味と酸味のバランスが良く
「冬林檎」の名に恥じない完熟リンゴになったかなと思います笑

名前の由来についてですが、
「冬林檎」という言葉は、
そもそも「完熟」という意味の季語なのです。
この商品の名前を考えていた時、
熟成期間を経て“完熟”させたお酒であるし、
熟した“林檎”を思わせる味わいに
ぴったりだなと思って付けました。




日土志:
正しくぴったりの名前だと思います。
おすすめの飲み方があれば教えてください。

ヤス吉田:
おすすめは10℃程度の冷えた状態から、
ワイングラスに注いで飲んでいただくと、
らしさをより引き出してくれると思います。

それに完熟したとはいっても、
まだ伸びしろがあると思っています。
なので、未開栓のまま冷蔵庫に入れてもらって
正月〜春ぐらいまで熟成を深めるのも
面白いかもしれません。




日土志:
わぁーー自家熟成ですね。オイラもやってみたいです。
では最後に、どんな人に飲んで欲しいでしょうか。

ヤス吉田:
リンゴのような甘酸っぱいお酒ですが、
ボディが強いお酒を好きな人でも
旨いと言ってもらえる、
そんなお酒に仕上がっています。

ですので、好みの壁を越えて、
色んな方々に飲んでいただきたいですし、
とりわけ、
昔ながらの手取川をイメージされる方にも
ぜひ飲んでいただきたいです。

そういう意味からすると、
僕たちにとっても「冬林檎」は特別なもの。
伝統を継承しつつも、古さや固定観念からの脱却を
模索する今を象徴するような一本と言えかもしれません。
今年の「手取川 冬林檎」、お楽しみいただければ幸いです。

吉田さん、
ありがとうございました!




↑吉田酒造店の皆さんをパシャリ。
手取川のブースは常に人だかりで溢れていた。


どうだね諸君! 諸兄諸姉!
びびった?! オイラもたまにはやるだろ?
うらやましければイベントへ行けばよい……ほほほ。

おーーーーーーっし、お声も聞くことができたし、
お役御免、早速飲んでみよう!
ってことでひと口いただきアマデウス……。

「か、完熟リンゴ!!」

去年飲んだ冬林檎は確か10ヶ月熟成だったけど、
今年は10ヶ月に満たないそうだ。
しかししっかり完熟しているではないか。
熟成がコントロールできているということか。
実り多き研究成果に敬礼!

この爽やかなジューシーさは、
地元・石川県が誇る酒造好適米「石川門」
だからこそ成せる業か。




それに、
生酒のようなフレッシュな風合いの中に
筆舌しがたい複雑味が加わっている。
例えるなら、リンゴの皮の渋みや苦味といった
本来捨てられてしまう部分。
だが、それらがなければ得られない
味の立体感と深味……。そんな風景!

今年の「冬林檎」は、その名に恥じぬ
果実感と気高さはそのままに、
酸いも甘いも嚙み分けたオトナの色香をまとってやがる……。
こりゃやばいよ、白雪姫。飲み過ぎちゃうよ……。

アホタレ日土志、
試飲で酩酊するなどもってのほか!

さりとて今宵は、
王子の男っぷりと昨年より完熟したリンゴに酔い、
「危険度MAX!
飲み過ぎると毒林檎になっちゃウマックス!」


というわけで今年も購入決定!
帰りがけにかがた屋酒店へ寄る!




実はオイラ、吉田さんと実際にお会いするのは
今日が初めて。
イケメンって話は聞いてたけど、
実物は写真以上の好漢。
長身で酒(シュ)ッとしてて、
笑顔が素敵。タレントさんみたいだ。

ちなみに蔵見学はやってないから、
こういったイベントは貴重な機会。
男女問わずぜひ皆んな会いにいってみな。

え?! イベント前に教えろって?
確かにおっしゃる通り。
次回はSake Fleaが開催前に告知するかもよ。

ほいじゃーね!





甘酸っぱくて、しっとりジューシー!
深紅に染まって蜜たっぷりに完熟したリンゴを
かじったような味わいで魅了する
神秘のお酒「手取川 冬林檎」。

先日11/11(土)、12(日)に開催された日本酒イベント
AOYAMA SAKE FLEA Vol.7』に、
手取川と蔵元も登場し、
「冬林檎 2016 Ver.」が振る舞われました。




そして今回は日土志が直に
蔵元の吉田泰之氏に会いに行き
インタヴューを敢行。
いち早く今年の冬林檎を飲めたばかりか、
イケメン杜氏に話を聞けて大満足のようです。

日土志だけに飲ませていてはもったいない!

過去からの脱却に突き進む中で、
熟成への挑戦を続ける手取川の今がここにあります。
昨年よりもさらにパワーアップした完熟度を
ぜひご堪能ください。

少しでも多くのお客様にお届けしたいので、
お一人様(一世帯/一法人)1本までとさせていただきます。
お早目にご注文ください。




日土志が飲んでいるお酒

[1人1本]
手取川 純米吟醸 冬林檎 2016Ver. 1800ml

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プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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