「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.75

夏酒/無想 心静 純米吟醸 生詰原酒

柔道家 ブーチータ のわがままキャンプvol.1
夏酒「無想 心静」編



ブーチータ!!


水前寺清子(チーター)のことではない。
かがた屋酒店の遅れてきた超大型ルーキー、
柔道家・ブーチータ(重量級)のことだ。

先日、休みを利用して、
ブーチータ主催のキャンプに同行。
本日はいつもと酒肴を変え、いや趣向を変え、
ブーチータの奔放なナチュラルライフをお届け。

お相手は毎度おなじみ、
オイラこと、水取日土志です。

まずは柔道家・ブーチータのプロフィールから。
・かがた屋酒店 超大型ルーキー(30)
・身長181cm
・体重100kg(現役時138kg)
・柔道三段(耳ギョーザ)
・既婚(三児の父)

うーーむ、
ビッグ・ダディ!

文字通り超大型。
これだけでも規格外の逸材感パナイですが、
ブーチータのことは
この旅で少しずつ明らかになっていくはず。

ほいじゃ行ってみますか、
レッツラゴー!



夏酒/無想 心静 純米吟醸 生詰原酒

720ml はこちら 1800ml はこちら   

新緑をバックに
日本酒で一杯飲(や)っている
満面笑みのブーチータ氏。

どうしたらこんな表情になるのか?!
というような、
氏の屈託のない笑顔にこちらも表情ほころぶ。

そそそ。お気づきかしら。
ブーチータ氏が持つ酒は、あの「無想」である。

3月の無想「散憂(さんゆう)」に続き、
オイラの『今週の晩酌』に登場すること
単独最多5度目の無想は、
夏酒「心静(しんせい)」 だいっ!。




明るい時間から既に一杯
始まっちゃってるブーチータ氏だが
時間を巻き戻してみよう。

今日はブーチータ氏と
どこのキャンプ場に来たかというと、
埼玉県飯能市にあるオートキャンプ場である。




都心から車で90分くらいで
緑いっぱいの広々としたキャンプ場に到着。

到着するなり開口一番にブーチータ氏、
「えぇー?! めっちゃ良くないですかーぁ??」

そうだね……と軽く相槌を打って
テントや夕食の準備に取り掛かる。



↑「無想 心静」が作業を見守ってくれている。
早く飲んで欲しそうだ笑

「パパー、川に行こうー!」

子どもたちから遊びの要請。
ひと段落着いたので、皆ですぐそばの清流へ。

ブーチータ:
「ほら、オジャマタクシが泳いでるよー」




へぇー。ブーチータも子を持つ親だなー。
ちゃんとパパの顔をのぞかせて、
甲斐甲斐しく子どもたちと一緒に遊ぶブーチータ。
否、まだ少年の心を持っているのだ。

ブーチータ:
「ほら、ちっちゃな手足が生えているでしょ?!
もうすぐ カエルさんになるんだよ」

子どもたち:
「うん、知ってるー」
「前にも聞いたー」




しっかりしたお子さんたちである。
でも楽しそうだ。

ブーチータ:
「魚は速くて捕まえられないから、
これ(オタマジャクシ)食べようか?!

子どもたち:
「ええええぇぇぇーーー」

オイラ:
「あっちで釣りができるみたいだよ」




釣り竿を借りて、放流されたニジマスを釣る。
なんと子どもたちが、
キャンプ同行者全員分を見事に釣り上げ、
その場で炉端焼きにしてもらった。
なんて贅沢!

子どもたち:
「パパも食べてー」

ブーチータ:
「えぇー?! いいのーぉ? いただきまーーーす!」




遠慮なくガブガブと豪快にいくブーチータ。
ブーチータ:
「えぇー?! めっちゃ美味しくないですかぁー??」




頭から尻尾まで、余すことなく
丸ごと食べ切ったブーチータ。
子どもには素晴らしい情操教育だし、
最高のおやつになった模様。
良かった良かった。

それにしても山の夜は早い。
夜の帳が下りる前に夕食を作らねばな。
今夜は特製カレーライスだ。
(男は黙ってカレーのルー!)

ブーチータ、子どもたちと
火を囲んでの楽しい夕飯。

たわいもない会話、
子どもたちの屈託のない笑い声。
傍らには「無想 心静」があり、
心穏やかに一日の終わりを迎える。




「無想 心静 純米吟醸 生詰原酒」
昨年57%だった精米歩合は、
シュウ平田杜氏の好きな Go!Go!
55%磨きでキレ増し純米吟醸。

今年は生酒ではなく一回火入れの生詰。
生酒はフレッシュだけれど、
ともすれば重くなりがち。

そんな生酒に火入れすることで、
フレッシュ感はそのままに
より軽やかな飲み口
を楽しむことができる。

芳香はあるものの、
カドのないまろやかな吟味、
搾りたての新酒よりも
やや抑えめの酸と香味で軽快!
酸がライトな分、優しい甘みがダイレクトに伝わる。

大洋酒造の高い技術力と
抜群のチームワークによって実現される
低温長期発酵 による造りが生み出す
「無想」の 新型・新潟淡麗・低アル原酒。




揺らめく炎を眺めながら呑む無想は格別だ。
夜も更け、子どもらも就寝。
そろそろオイラもテントで寝支度と思った頃、
ふと、シュウ平田杜氏の言葉が思い出される。

『月下独酌(げっかどくしゃく)』

詩仙・李白の詩である。
その中に次のような一節がある。

「一斗合自然」
(一斗飲めば無為自然の境地に合致する)

この言葉こそ、シュウ平田杜氏が現在、
自ら造るお酒に対して目指すところ。



↑クリアボトルが何とも涼しげ


営業畑から杜氏になられた平田さんは当初、
日本酒の間口を広げたい、
普段あまり日本酒を口にしない人に対して
飲むきっかけになるようなお酒でありたい
と語ってくれたが、
その考えは更なる高みへ押し進んだ模様。

なぜなら、ブーチータが言うには、
えぇー?! その言葉って、
飲めば宇宙の真理に通ずる
ってことですよねー」

「なので、 えぇー?!
日本酒の初心者向けというより
あらゆるお酒を飲んだ
酒仙と呼ばれるような達人が
最後に辿り着く究極の日本酒
を目指してるってことですよねー」

ほほう、ブーチータもたまにはいいこと言うな。
昼間は子どもたちの網に捕獲されててたくせに。




でもなるほど、シュウ平田の
高い理想、崇高な志、オイラしかと理解した。
いつのまにか、日本を代表する杜氏として
オイラなんかじゃ
手の届かない存在になりつつあるようだ。
ニンマリ。

さあて、『月下独酌』にあやかり、
今夜はオイラが月の下で独り、
自分の影と刺しつ刺されつ
「無想 心静」で飲(や)るか……

いや、今宵は独りじゃない、
ブーチータが居たな。友よ、ともに飲み交わさん。

素晴らしきかな、
わが酒飲み人生!
無想心静!!
(&ウマックス!)





おはようございます!
時刻は朝6時。
天気は快晴、気温9℃、朝露に濡れる大地。

ブーチータ:
「えぇー?!
絶好の ゴルフコンディション
……じゃなかった、
絶好の コーヒーコンディション
じゃないですかぁー??」


キャンプ2日目の朝、ブーチータが
こだわりのコーシーをいれてくれた。
スマホのストップウォッチ機能を使って、
蒸らし時間を計るほどのこだわりぶりだ。




ブーチータの
【コーヒー黄金律講座】

一杯につきコーヒー豆30g
豆の挽き具合は
グラニュー糖より少し粒が大きめ

お湯を注いで最初に40秒間蒸らす
お湯を18秒間注いで12秒蒸らす
お湯を18秒間注いで12秒蒸らす
お湯を18秒間注いで12秒蒸らす
上記を繰り返し、約4分でいれる

ブーチータ:
「えぇー?! コーヒー飲みますよねぇ」
「ブラックで大丈夫ですかぁー?? えぇー?! 」

パンとコーヒー。
最高の目覚め。
川のせせらぎがヒーリングミュージック。

あっという間のキャンプだったけど
短い時間だったけれど
濃密な時間を過ごせたな。

そろそろ撤収だ。




それにしても、
あらかた「無想 心静」はブーチータに飲まれて
お酒はほとんど飲んでいないのに何故か頭が痛い……。

たぶんあれだ、ブーチータが昨日、
「無想 心静」を飲んだときの甲高い感嘆の声が
頭の中を何度もリフレインしてるせいだ。

ブーチータ:
「えぇー?! これめっちゃ美味しくないですかぁー??」
「すごい好みの味ですよ、えぇー?!」

そういえば、
無想を醸すシュウ平田杜氏も
「平田はギョーザ」として、
『今週の晩酌』ではお馴染み、
柔道家で耳ギョーザの人。

ブーチータとは何か、心のどこかで
つながるものがあるのかも知れない。
平田さんは嫌だろうけれど、ははは。
ほしたらばー!




夏の無想が到着。
「心静」とは夏の禅語。
「心静かなれば即ち身も涼し」。
新酒しぼりたてよりもやや抑えめの酸と香味で
夏の軽快感を表現。
酸がライトな分、優しい甘みがダイレクトに!
これが男闘己 シュウ平田が表現する
「新型/新潟の淡麗スタイル」

愛言葉は、新潟新型、新型新潟。
そこんとこ、よろしく。

数に限りがあります。
お早めにご注文ください。







日土志が飲んでいるお酒

夏酒/無想 心静 純米吟醸 生詰原酒
 

720ml はこちら 1800ml はこちら

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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