「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.85

東京ワイナリー 青森県産紅玉とジョナゴールドのシードル

オトナのリンゴソーダ! 東京初のワイナリーから
暑い夏にもってこーいのシードル



なぬ?! 都内にワイナリー??


まさか、あるわけねえべよ。
でもまあね、東京って横に長いからねー。
三多摩地区(23区と島しょ部以外)の
奥の方ならあってもおかしくないか……。

なぬ?! 練馬区・大泉学園??

まさかのガンッガン都内。
むしろ、住宅地。
「むしろ」の使い方間違うほど動揺。

大都会「池袋」から西武池袋線急行で
石神井公園駅まで行き、
鈍行に乗り換えて一駅目。
池袋から所要時間約15分で大泉学園駅。
よく知ってる。

さりとて駅から遠いのかと思えば、
徒歩10分程で着いちゃうらしい。
ちか杉内。

ワイナリーがオープンしたのは
ついこないだの2014年9月という。
いい評判をよく耳にするのに、
設立からまだ4年と経っていない
というのも驚きである。敬服。

さて、そんな新進気鋭の
東京ワイナリーさんが造ったワインの中から、
『今週の晩酌』に最初に登場するのは……?
こいつだーー!



東京ワイナリー 青森県産紅玉とジョナゴールドのシードル 720ml

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ぱっと見、
美味しそうなリンゴジュース。
果汁100%、濃縮果汁還元でない。
なんつて、異論ある?

でも、ちゃんとお酒ですぞ。
リンゴのお酒、シードル。
果実・果汁たっぷりリンゴの
発酵過程で生まれた炭酸ガスを
たんまり含んでいる発泡性のシードル。
言うなれば、
リンゴのスパークリングワインだね。

シードルのアルコール分は
概ね10%未満と低めなのが多く、
こちらも「4%」とビールより低い。気さくだ。
だから気軽に飲めるところもいいの!

そして、本日、気さくなシードルさんに
合わせる料理はシャレオツザーピー。
そう、Pizza!

ピザって10回言って〜〜?! ここは?
膝(ヒザ) ブーー肘(ヒジ)
でお馴染みピザ。
をオーブンで焼いちゃう。
で、その窯出しの熱々を
シードルで片づけちゃおうという趣向。




スーパーで買ったピザ生地。
本日は薄めのクリスピータイプを
M寸で段取りさせていただきます。

そのM寸(Mサイズ)のピザ生地に
ピザ用トマトソースを適量ぬりぬりし、
とろけるチーズ(これって商品名?!)を
全体に万遍なく散らす。

最後に釜揚げしらすをふりかけて
段取りできました。

できれば生地からこねて作りたかったが、
女の子でもいるときに格好つければ
ええんじゃないでしょうか。やったことないし。




オーブンの天板の上にピザを載せ、
いよいよピザ窯へ。
火力やピザ生地の厚さによっても変わるけど、
30秒から1分程度で焼きあがる。




ピザってなんて素敵な食べ物だろうか。
それまで色々と段取りしてはいるけれど
簡単だし、大人になっても心躍るし。

ミラノさん?! ナポリさん?!
ジェノヴァさん?! 分かんないけど
イタリアさんありがとう!
オイラの食文化を豊かにしてくれて。

ほら、もう1分経つんじゃねぇか?!
変なお礼を述べている間にもう焼ける。



釜揚げしらすとトマトソースのPizza

できあがり。
じぇっ、じぇっ、じぇっ っと
ピザを切ります。

ふと思った。
「このピザ切る道具何て言うの?」
ローラー式のカッターだから
ピザローラーカッター……?!

ネットで調べてみると、
じぇじぇじぇ! 意外と普通、
「ピザカッター」が正解のよう。
あら、そう。勉強になった。

そのピザカッターで等分に切り分けたので
皆んなでいただきましょう。




はい、まだ段取り済んでないよー。
東京ワイナリーのシードルちゃんを
グラスに注がにゃ。
オイラとしたことがグラスを忘れたので
見ての通り注ぎ先はグラスじゃないけどね。
マグカップ三兄弟。

注いでみるとものすごい発泡性。
こんなにシュワシュワするんかい!
少しずつ回して注がないと溢れちゃう。
マグに十分に注いで泡が落ち着いてきたら、
いよいよ実食!




シードルをひと口。
かなりピチピチしていながらも優しき泡。
ア〜ンド優しき甘味。
それから酸味がキュッと引き締めてくれる。

しっかり甘さはあるはずなのに、
そのリンゴ由来の甘味と、
同じくリンゴ由来の凛とした酸、
二人の背中を押すように、
微細で密度ある発泡感が仲立ちして、
官能的にはドライ感さえ漂う
オトナのリンゴソーダ! へと成就。
暑い夏にはサイコー!

なんとすこぶる素敵なバランスで
成り立っているのか。

それもそのはず。
このシードルの原料となるリンゴは
2種類。「紅玉」と「ジョナゴールド」。
どちらもリンゴ王国・青森県産なのだが、
このリンゴに秘密がある。




紅玉って、果肉の食感がしっかりあるのと、
強い酸味が特徴で原種のリンゴといった趣き。
火を通しても美味しさが損なわれないため
(むしろ引き出されるため)
アップルパイやジャム、コンポート等の
お菓子によく使われる品種だ。小ぶり。

ジョナゴールドは、
アメリカの「ゴールデンデリシャス」と
「紅玉」の子どもで、酸味も割とあるけれど、
甘味がたっぷりあるので酸っぱく感じず
ちょうどいい塩梅で食べられる人気品種。

お分かりかね。
紅玉とジョナゴールドって、親子関係。
合わないわけないのであった。
確信犯だぜ。はめられた。




そこへまた、酒石処理を行わない
無濾過のにごりシードルときている。
自然の果実の旨味をダイレクトに
味わえるわけだ。
酸化防止剤も無添加ということで、
品質への自信がうかがえるというもの。
そりゃリピーターも多いはずだ。

チーズたっぷりのピザと合わせると、
濃厚でクリーミーな味わいを
泡に酸に滑らかな質感のシードルで流し込んで……

「何食べる? じゃあピザ頼もうか」
って言う人はいるが、
どんなに気取ってるやつでも
「何食べる? じゃあピッツァ頼もうか」
という御仁はいないと思ってるウマックス!


我ながら謎の帰結。




東京ワイナリーでワインを
造っている醸造人は、越後屋 美和さん。
ワイナリーの代表でもある。

苗字が「越後屋」とはまた豪商ちっく。
だってあの「三越」の前身と同じ名前。
商売上手感溢れてマックス。

なんでも、東京ワイナリーさんは、
醸造所としての顔のほか、
食事とのマッチングを楽しむイベントを
開催していたり、
昼飲みと称してランチやカフェ営業していたり、
ワインの量り売りをやっていたりと
精力的に活動されている。
さすがの「越後屋」姓。脱帽。




まあ冗談はさておき、越後屋さんの活動は
ワイン造りを通して農業の啓蒙に
深くコミットしていこうというもの。
それだけに、人との接点を多く持とうと、
門戸を広く開放、ワイナリーさんの中でも
とりわけオープンなのだ。
(ワイン醸造を見ることもできるらしい)

オイラも今度、ぜひ足を運んでみたい。
折角近いんだしね。皆んなもいかが?

ちなみに、越後屋さんによると、
このシードルにはグラタンやシチュー、
シフォンケーキなんかにも
よく合うとのこと、試してみてよ。

ほしたらばー!




東京・練馬という土地柄、
小さなスペースで醸造から
販売まで行っている「東京ワイナリー」は
東京初のワイナリーです。

農業と地の農産物にスポットを当て、
あくまでも手作り感にこだわった
ホームメイドマイクロアーバンワイナリーは、
忙しく日々を生きる私たちにとって、
時として忘れてしまいがちな
新旧の発見にあふれています。

こちらのシードルは、
青森県産のリンゴ2品種
「紅玉」と「ジョナゴールド」だけを
発酵させて造った発泡性のシードル。

酒石処理を行わず、
無濾過で仕上げているため、
もぎたての果実をかじったような
ジューシーさを味わえます。

しっかり甘味はあるけれど、
リンゴ由来の凛とした酸味が見事に調和。
抜群のベストバランスを
成り立たせていてさっぱりと飲みやすい。
アルコール分4%なところも気軽です。

暑い夏にはサイコーな果汁たっぷりの
「オトナのリンゴソーダ」をお楽しみください。

なお、酸化防止剤無添加のため、
購入後は冷蔵庫に保管し、
お早めにお召し上がりください。


数に限りがあります。
お早目にご注文ください。
(リピーター率高し!)





日土志が飲んでいるお酒

東京ワイナリー 青森県産紅玉とジョナゴールドのシードル

商品はこちら

今週のつまみ

<釜揚げしらすとトマトソースのPizza>夢はモタレラチーズ指定のポルチーニ茸トッピング。



マックスバリュ 富士河口湖店
 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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