「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒

鳳凰美田 荒走り・押切り合併 純米大吟醸 無濾過かすみ本生 1800ml

荒走り・押切り・山田錦40!
鳳凰美田の限定セカンドラベル


「アラ、押切さん。お久しぶりですー♪」

華のOL「3種の神器」と言えば、
山田優に蛯原友里、そして、
言わずもがなの押切もえ(敬称略)。

時代を牽引したトップモデルたちだが、
2009年、まずエビちゃんがお嫁に行く。
相手は「RIP SLIME」のILMARI(イルマリ)。
人気者同士の結婚だ。

これを皮切りに、2012年、
山田優ちゃんが小栗旬くんと結婚し王手。
最後の砦だった押切もえしゃんも昨年、
千葉ロッテの涌井(背番号16)と
めでたくゴールイン。

ひとつの時代、オイラの青春も終わった……。

もしオイラが女子だったら、
かの福山雅治氏の結婚に際して、
同じような感傷の念を抱いたことだろう。
(心理学用語でマシャロス)

逆に、この神スリーが『CanCam』誌
(小学館)専属モデルを務めていた当時、
同誌を購読してたOLさんたちは、
彼女らの結婚にどんな感情を抱くのだろう。

祝福?! 羨望?! 嫉妬?! 喪失感?!
その全部?! どれでもない?!
オイラには分かるべくもない。
だから飲む。



鳳凰美田 荒走り・押切り合併 純米大吟醸 無濾過かすみ本生 1800ml
(ほうおうびでん あらばしり・おしきりがっぺい)

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そそそ。
この商品は「荒走り」と「押切り」を
合併した特別なもの。

わはは、その通り。モデルさんの話は
この「押切り」から想起されたもの。
否定はせんよ。

さて、「荒走り・押切り合併」とは何か。
第6回でもやったが、折角だからおさらい。

まず日本酒って、仕込んだ醪(もろみ)を
袋に詰めて搾るんだけど、袋から染み出すお酒は
搾りの段階によって、大まかに3つに分けられる。
(搾り切った残りが酒粕です)

醪の搾り初め、自然にしみ出てくる最初の
お酒は「荒走り(あらばしり)」だ。
香気立つ、荒々しくも軽ろやかな味わいが特徴。

荒走りの次に採られるのが「中取り」で、
程よい圧力で搾られるから、
最もバランスのとれた香り、味わいになる。

最後は、圧力をかけ醪をしぼり切った
「押切り(おしきり)」。
別名「責め(せめ)」などとも呼ばれ、
厚みのある味わいが特徴だ。




つまり、「荒走り・押切り合併」とは、
「荒走り」と「押切り」をブレンドしたもの。

「中取り」に比べて量が採れず希少ながら、
2つの部分の特性を備えているため、
複雑さに富んだ香気・味わいが楽しめる。

そうなのよ。結婚した順番で言えば
エビちゃん(荒走り)と、
もえしゃん(押切り)の
ゴールデンコンビなわけさ。

だから、おつまみはOLがヒーヒー(※)
言いそうなものをセレクトしたぞ。
(※OLがヒーヒー……出典:イモトアヤコ)




「チーズフォンデュ」

ヒーーーーーー♪
ついに出たチーズフォンデュ!

通常、難しい舶来語の場合、
「デュ」は、「ジュ」もしくは「ヂュ」
で表記される。

つまり「フォンジュ」か「フォンヂュ」
になる。よりオリジナルの発音に近い
「フォンデュ」で浸透したのは奇跡だ。

これは主導したところが別にあるにせよ、
OLが巻き起こしたメディア革命、文化革命
に他ならない。

だからと言って、チーズフォンデュの原典
にあたって、本当の作り方を調べるほど
殊勝じゃない。なんとなくのイメージで作るっ!




まず、好きな具材を用意し下ごしらえ。
具材に合わせて、レンチンかオーブンで焼く。
フライパンでもOK。下味に塩もね。

今日のラインナップはこやつら。
・パン(くり抜いたやつ) ・ミニトマト
・スナップエンドウ ・ブロッコリー
・ブラウンマッシュルーム
・ゆでエビとイカ ・みょうが(変わり種)

専用の鍋でもあればいいのだが、
当然ないので、パンをくり抜いて器に。
チーズフォンデュ用の串もないので
爪楊枝で済まします。

カマンベールチーズは上部を切り落とし、
ラップして1、2分程レンチン。
くり抜いたパンの窪みにチーズを入れて
オーブンでパンごと焼く。で完成!

くり抜いた部分のパンも焼いてね。
もちのろんで食べるから。

よーし。ツマミもできたし、
今夜の主賓、鳳凰美田をいただくよ。




「かすみ」と名が付けられている通り
滓(おり)が底の縁に溜まっている。
瓶をゆっくり上下に動かすと本当だ。
霧のように霞(かすみ)が掛かった。
ああ楽しい。もう美味しい。

味わいの変化を楽しむため
大胆にグラスに注ぐ。

ふっと、鳳凰美田らしい
華やかでフルーティな香りに
心踊らされると間髪入れず、
甘み、奥深い旨みがジュワワっと
口の中に広がる。

さすが荒走りと押切りの合併。
味わいの情報量が多い。複雑玄妙。
だが、ピンと張り詰めた清涼感もある。

例えるなら、広い野原の真ん中を
清らかで水量豊富な小川が流れていて、
その周りに草花が咲き誇っている感じ。

美しい小川の源流はきっと、
40%にまで磨いた純米大吟醸ってところと
原料米・山田錦のデキの良さにある。

そうなのだ。
エビちゃんと、もえしゃんだけじゃない。
山田(錦)の優ちゃんもちゃんといる!

グラスに注がれたお酒は、時間とともに、
香り穏やかに。徐々に花開く味わいは優しく、
チーズフォンデュのミルキーさに
寄り添ってくる。どんどん旨し!

ってことで、今夜も大成功の
「3大スター夢の合併ウマックス!」




ミニトマト?! マッシュルーム?!
どのタネが鳳凰美田に一番合うと思う?
やっぱエビちゃんかなー笑

チーズが固くなったら、アルミホイルを器状にして
チーズを入れる。そこにお酒と牛乳、醤油を
好みの量注ぎフライパンでグツグツ。
味変が楽しめ、お酒との相性もさらに上がるぞ。

皆んなもぜひ試しておくれ!
ほいじゃーね!


40%にまで磨いた純米大吟醸酒の
「荒走り」と「押切り」を
絶妙に合併した希少なセカンドラベル。

お取り扱いは、
「かがた屋酒店」および、
「Online Store かがた夜酒店」のみ。

少しでも多くのお客様にお届けしたいので、
お一人様1本(一世帯/一法人1本)とさせていただきます。
お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

鳳凰美田 荒走り・押切り合併 純米大吟醸 無濾過かすみ本生 1800ml(ほうおうびでん あらばしり・おしきりがっぺい)

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今週のつまみ

<チーズフォンデュ>
女子会のイメージだったけど、簡単でバラエティに富むし、お一人様にもぴったりのツマミだね。


Fresh Foods アトレ目黒店と
ボア・ラクテ(西小山駅前/パン屋)

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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