「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.48

鳳凰美田 鳳(オオトリ)大吟醸原酒 28BY全国新酒鑑評会金賞受賞酒 500ml

鳳凰美田の最高峰を体感せよ!
鑑評会[金賞]受賞のフルスペック大吟醸



久々の登場、鳳凰美田!

否。鳳凰に久しぶりはない。
そもそも宇宙生命(コスモゾーン)たる鳳凰にとって
時間という概念はなく、
過去・現在・未来において常住である。

但し、鳳凰が思念体として存在し得るには、
脳という膨大な量子発生装置を内蔵する
人類の存在、我々の思索思念が不可欠である。
つまり、人々の営みこそが永遠であり、
永遠が人間の営みを希求するのだ。

ほら、あの「美しい田んぼ」よ、
あれこそが宇宙の容(かたち)。
永遠の欠片であり、真理なのだ。
真理の一端を知るべく、オイラは飲む。



鳳凰美田 鳳(オオトリ)大吟醸原酒
28BY全国新酒鑑評会金賞受賞酒 500ml


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前段、格好つけて煙に巻いてみたけどムリ。
鳳凰美田の出品酒よ?!
ついに手に入れたんよ?!
口元緩んじゃうーー!

だってそら、瓶をご覧なさい。
一升瓶(1800ml)でも、四合瓶(720ml)でもなく
「500ml」瓶ですよ。これが何を意味するか。

世の中に出品スペックと呼ばれるものは数あれど、
これは正真正銘の出品酒そのものであるってこと。
全国新酒鑑評会には500mlで出品されるのだ。

オイラの「今週の晩酌」登場回数最多5度目の
鳳凰美田は、大吟醸原酒で、直近の鑑評会出品酒で、金賞酒!
なんてったって名前は「鳳(オオトリ)」だもの。
自身の名を冠してるわけで、天下に轟く
鳳凰美田の銘柄を代表するお酒ってことだ。

だから細かいことは抜き。
襟を正し、平身低頭して、
ささっと速やかに、謹んでいただく!
と、その前に、より深く味わうための
ツマミを用意すっぺよ。



香蔵庵のおつまみ豆腐
百二珍(ひゃくにちん)

(&塩辛)

今日は心ゆくまで鳳凰美田を楽しみ尽くす。
そこで無い知恵絞ったオイラの答え。
動物性よりも植物性の淡白な旨味を添えて味わう。
だから大豆。中でも豆腐!

そんな折、ちゃーんとあるじゃん、
さすがのかがた屋酒店。
百二珍(ひゃくにちん)とかいう
謎の豆腐のおつまみ。
え?! 燻製??



香蔵庵のおつまみ豆腐
百二珍(ひゃくにちん)セレクション


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国産大豆と室戸海洋深層水を使用して
作った豆腐を燻製にしたもので、
燻製材には、業界でも本命・王道の桜チップ。
それから四万十栗の鬼皮を独自にブレンドして
スモークしているのだとか。

実は、かがた屋酒店の大型中型ルーキー
バカボン四段の鶴の一声で取引が決まったらしい。
そんな権力あったんだ。
っていうか豆腐好きそうな顔じゃない。
どちらかと言えばバナナだろう。

そんなことよりひと口。
まずは「醤油」味からはじめてみます。



百二珍 醤油味

お、ウマオ。いいお味。
余計なものが入っていない高級な味がする。
クニュクニュした食感も
タマランチ会長。
デキのいい煮卵みたい。
豆腐だけだと力が抜けそうなところを
野趣あふるる燻製の風味で食べ応えたっぷり、
肉や魚に負けねえよ。



百二珍 山椒味

ピリリ! 名前負けしてない。
山椒の風味がしっかりあって、
オトナの刺激ックス。こりゃオツだ。
お酒のベストフレンドになること間違いなし。

指先確認!
百二珍 醤油良し! 百二珍 山椒良し!
よし! ウォームアップは済んだ。
いよいよ本丸へ突入するであります。




チンッ(←グラスの淵に瓶が当たった音)
グラスにゆっくり静かに注ぎ、
そっと立ち上がる香りを嗅ぐ。
華やかで艶やかな吟醸香ながら、
いささかもいやらしさなく気高い。

舌先からスススーーーっと
脳天へ滞りなく伝達し突き抜ける甘味。
甘露の雫に味蕾が目覚める。
ニッコリ。

上顎から喉にかけて、
一つの大きな塊のように感じる甘味や
旨味溢れる液体が
少しずつ削り取られるように口腔に
優しい味わいを広げていく。

その過程に大吟醸のみが持ち得る
特有の香り、鉛や上新粉、
杏仁豆腐といった優雅で洗練された
香りが鼻腔を抜ける。実に雅である。

「鳳凰美田ナウ。」



ナウの使い方合ってる??
アホタレ日土志、
ビビるくらいなら使うナウ!

などとバカ言ってないで、
百二珍(燻製豆腐)をひと口いただいてから
金賞酒で追っかけたい。まずは醤油だ。

醤油の香ばしい風味が大吟醸の独特の香りに寄り添う。
醤油の塩っけが鳳凰美田の甘さを一層引き立てる。

それから山椒味。
ご存知ピリリと効く和のスパイス。
鳳凰美田の華やかな風味は、
スパイスの香味と抜群の相性を奏でる。




和物同士、仲良し喧嘩せず!
そういえば豆腐も醤油も元は大豆。
日本酒は米だ。
大豆と米と美味しい水、
それから微生物の力が働いている。

大地の恵みと日本人の知恵が創り上げた
自然と人の営みの結晶だ。ありがとう。
自然と感謝の言葉がこぼれ落ちる。
It’s Automatic.

だからたぶん、
「鳳凰美田飲みながら
宇多田ヒカル聴いたら
泣いちゃウマックス!」





鑑評会出品酒にして金賞酒だが、
「もっともらしい」という言葉は似つかわしくない。

なぜなら、
鳳凰美田が山田錦を手にしたとき、
山田錦にまだまだ眠っている味わい、
ポテンシャルがあることを実感するから。

凄い体験させてもらった。
生きて飲めることに感謝。
ほいじゃーね!





あの鳳凰美田の金賞酒。
出品酒そのままの500ml瓶で登場です。

大吟醸のみが持ち得る特有の香り、
研ぎ澄まされた甘露の雫、
その完成度の高さは圧巻の一言。
ほかに言葉はいりません。

お取り扱いは、
「かがた屋酒店」および、
「Online Store かがた夜酒店」にて。
全国でも極少量しか出回りません。
お買い逃しなく。



日土志が飲んでいるお酒

鳳凰美田 鳳(オオトリ)大吟醸原酒 28BY全国新酒鑑評会金賞受賞酒 500ml

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今週のつまみ

<燻製豆腐「百二珍」と塩辛のおつまみセット>
シジミを代表とする7つの味覚で有名な宍道湖七珍は知ってるが、百二珍って多過ぎない?!



かがた屋酒店 と サミット西小山店
 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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