「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.81

宝山/家族の甘酒

飲む点滴とはいかに?
蔵人に受け継がれてきた甘酒の知られざるパワー!




飲む点滴?!


昭和世代のオイラにとって、
甘酒ってぇのは極寒の真冬に飲むもんだった。
お正月とかその辺の時季。
鼻水すすりながら。

年末年始の華やいだ気分や、
冬休みの非日常感なんかが後押しして、
甘く濃厚かつ、まがりなりにも「酒」って
付いている甘酒には、子どもながらに
特別な感情を抱いたもんだ。
にごり酒飲んでるみたいでさ。

実際、アルコール分は1%未満と低いながら
完全なゼロではなかった。
何故なら酒粕で作るから。

かの高名なグルメ漫画『美味しんぼ』
(作・雁屋哲/画・花咲アキラ/小学館)
に甘酒が登場したときも、
山岡士郎が大事にとっておいた大吟醸の酒粕を、
栗田ゆう子が勝手に使って作るという話だったな。

なので、甘酒は酒粕をベースに作られるものと
ずっと思い込んでいたんだけど、
米麹から作る甘酒もあって、
それは完全にアルコール0%なんだってよ。
へぇーーーーー!



宝山/家族の甘酒

550ml はこちら 960ml はこちら   

おお、家族の……、
ファミリー、ファミーユ(フランス)
ファミ〜〜〜〜〜〜リア!
(イタリア・スペイン・ポルトガル)

カンヌで最高金賞受賞の是枝監督が
これでもかと描いてきたテーマ「家族」。
世界最小級単位のコミュニティ、社会であり、
家族を考えることは社会を考えること。
家族は社会全体を投影する。
と、こういうわけだ。

そんな家族の中には、いるんだ、老若男女。
家族構成は様々あるにせよねー。

この甘酒が「家族」と銘打ってるということは、
子どもからジジババまで誰が飲んでもいい。
つまり、
本当は子どもや妊婦が飲むのはNGとされる
酒粕ベースの甘酒ではなく、米麹から作った
完全アルコールフリー甘酒だ!
(アルコール0.0%)



↑上写真のグラスの中身は
「家族の甘酒」を牛乳で割ったもの。
「家族の甘酒」はもっと褐色がかっているよ。



お酒を嗜む皆んなはよく知ってると思うけど、
米麹ってのは、蒸米に麹菌を生やしたもの。
お酒もそうだけど、醤油やみりん、
味噌なんかと同様、麹菌の発酵作用を利用している。

天然自然の力によって引き出された甘味があって、
栄養的にも優れているし、
我々日本人の体質には
最良の結果
をもたらしてくれるって寸法。
なぜって、麹は日本の環境でのみ育つ
っていうんだから間違いない。まさに奇跡の菌、麹菌。

だから、寒い冬に限らず、江戸時代には
夏バテを防ぐために飲んでたんだと。
その証拠に「甘酒」は俳句でいうところの
夏の季語だってーんだから驚きだ。

それに、暑い時期には釜を担いで街中を
歩く甘酒売りがたくさんいたらしく、
当時の書物にも書かれているほどで、
生業になるくらい人気だったことがうかがえる。

じゃあ、甘酒の何がカラダにいいのか。
って考える前に、
甘酒の飲み方を色々考えてみたから
一緒に見ながらいこうよ、ね。



家族の甘酒抹茶ラテ

材料:
家族の甘酒、抹茶パウダー、牛乳、水

作り方:
市販の抹茶パウダーを水(もしくは牛乳)で
溶いてグラスに注ぎ、それから
家族の甘酒と牛乳を注ぎ入れるだけ。
量の配分はお任せするよ。好みの甘さで。

抹茶の青々しさがさっぱりして、ゴクゴク飲める。
色味もいいし。暑い時期には最高だね。




− 甘酒は「飲む点滴」 −
さて、甘酒の効能についてだが、
いいことずくめ過ぎて、
にわかには信じ難いことばかり。

まず、含まれる栄養成分が豊富なこと
この上なし。
例を挙げると、ビタミン、ミネラル、
ブドウ糖、オリゴ糖、食物繊維、
必須アミノ酸、コウジ酸、酵素と様々で
成分が点滴と似ていることから
「飲む点滴」 と呼ばれるらしい。
うーむ、甘酒ハンパない……。

では、次のレシピへ。



家族の甘酒ヨーグルト

材料:
家族の甘酒、プレーンヨーグルト、さくらんぼ

作り方:
ヨーグルトをグラスに入れ、家族の甘酒を
上からかける。混ぜてちゃってもいいし、
混ぜながら少しずつ食べてもいい。
仕上げにさくらんぼとミントなど香草をのせて完成。
こちらも量の配分はお任せするよ。




− 甘酒の美肌・アンチエイジング効果 −
甘酒の効能について具体的に触れてみる。

「飲む美容液」 とも呼ばれるように、
美肌効果があると言われるんだけど、
ひとつにはコウジ酸が含まれているから。

コウジ酸には肌のシミ・そばかす・くすみを防ぎ、
シワやたるみの原因を抑える作用があるとか。

また、ビタミンB2が持っている
皮膚や粘膜の健康を保つ働きによって
内側から肌をキレイにしてくれるのだ。
ビタミンB2をはじめ、
ビタミンB群や酵素が新陳代謝を助けるので
老けにくい身体になる。

さらに、オリゴ糖や食物繊維、乳酸菌による
腸内環境を改善する働きによって
免疫力向上、便秘にも効果が期待できる。
便秘は肌荒れの原因にもなるわけだし。

血液をさらさらにして、
動脈硬化予防になるなど
成人病対策としても効果が期待できる。

「家族の甘酒」は、だから、
アンチエイジングに最適!
のドリンクってことになるな。



家族の甘酒牛乳羊かん

材料:
家族の甘酒、牛乳、棒寒天、果物

作り方:
鍋に家族の甘酒と牛乳を入れて火にかけ
そこに棒寒天をちぎって入れ、
トロ火で棒寒天が溶けるまで煮込む。

火から下ろし、あら熱を取ったら、
好きな容器に果物を敷き詰め、
上記を注ぎ入れて冷蔵庫で冷やす。
固まれば砂糖不使用の牛乳羊かんが完成だ。




− 甘酒のダイエット効果 −

「家族の甘酒」は、
麹と水のみで作られているため、
原材料には砂糖をはじめ、添加物が
一切含まれていない。でも甘い。

自然な甘味はブドウ糖で、麹の発酵力の賜物。
エネルギー源として欠かせないブドウ糖は、
夏バテで食欲のない時には最適だし、
すぐに燃焼して消費されちゃう。

それに、ご飯前に甘酒を飲むと
その甘味が満腹中枢を刺激するので、
食べ過ぎの抑制にもなるらしい。

さっきアンチエイジングでも触れたけど、
ビタミンB群や酵素、アミノ酸などが代謝を促し、
糖質や脂質を燃焼させる。

代謝のよい身体はダイエットの基本だ。
アンチエイジングをしながら、
自然とそれがダイエットにつながっているって寸法。
良い方向に連鎖してくれるんだね。



家族の甘酒ごまだれサラダ

材料:
各種生野菜、
ドレッシング(家族の甘酒、酢、ごま油、ごま、塩)

作り方:
ドレッシングの材料をよくかき混ぜ、
サラダ用ドレッシングを作る。
適当な大きさに切った野菜たちをお皿に盛り、
ドレッシングを回しかける。

米由来の自然な甘さと、麹のおかげだろうか
かけて暫く置いておくと水気も出るけど
すこぶるウマい。
余分に出た水分はドレッシングと一緒に
切ってしまえばよい。
その頃には味はしっかりついている。




− 蔵人の甘酒レシピ −

「家族の甘酒」を造っているのは、
「西農園」という鹿児島の会社。
実は、あの「富乃宝山」を筆頭に
『宝山』を醸す焼酎蔵「西酒造」が母体。

「西酒造」は創業1845年(弘化2年)、
江戸時代から続く歴史ある蔵であり、
そこで働く蔵人の栄養補給のために
造られてきた甘酒がもとになっているのだそう。

かつては今より重労働だったろうし、
甘酒の持つパワーが働く元気の源に
なっていたことは想像に難くないな。

いにしえより、
発酵という名の神秘に真摯に向き合い、
格闘してきた老舗焼酎蔵の蔵人たち。
その技術、その英知。
そんな彼らの歴史を凝縮した甘酒だ。
麹の持つ力が最大限に引き出された甘酒なのだろう。

とどめは、原料。
契約農家さんが丹精込めて育てた国産米を
その都度精米して仕込む。

仕込み水は地元・高峰山系の山々が育んだ
鹿児島の天然水「HOUMEI」。
ミネラルたっぷり、焼酎づくりの
仕込み水として使われる清水を使い、
贅沢に仕込まれるのですからーー。




− まとめ −
どうやら「家族の甘酒」は、
日本でしか育めない大地の恩恵を
日本人ならではの自然への尊崇と英知が生んだ
奇跡のような飲み物
と言えそうだ。


てなわけでいかがでしたでしょうか。
オイラ、だいぶ格好いいこと言ってるけど
とにかく、健康のために
家族皆んなで飲もうぜってことなんだよね。

そのまま飲んでも美味しいけれど、
色々と応用が利くから飽きずに摂れるし。

それと、
ネットには百種類を越える甘酒レシピが
あるからぜひ活用しておくれ。
毎日の生活に「家族の甘酒」を
上手に取り入れて、
老けない身体を手に入れようぜ。


ほしたらばー!




発酵に携わる老舗焼酎蔵で、
発酵のプロフェッショナルである
蔵人たちが、自らのためにつくり、
飲み継いできた甘酒。
そのレシピをもとにつくられたのが
西農園の「家族の甘酒」です。

麹と水のみでつくられているため、
アルコール分[0.0%]の
完全ノンアルコール。
砂糖や酒粕などの添加物は一切なく
自然由来の優しい甘味に癒されます。





美味しさだけではありません。
日本固有の発酵文化である
「麹」がもたらす恵みは想像以上。
甘酒は多くの栄養成分にあふれ、
健康維持のみならず、
アンチエイジングやダイエット効果も
期待できるスーパーフードです。

「家族の甘酒」はさらに、
原材料にもこだわりあり。
契約農家さんが丹精込めて作った国産米を、
自社の米蔵でしっかり鮮度管理。
玄米から精米したての新鮮なお米を使い、
鹿児島の天然水「HOUMEI」で仕込んでいます。

安全だからこそ、子どもから大人まで
皆んなが安心して飲める、
まさに「家族」で飲み継いでいきたい甘酒です。





日土志が飲んでいるお酒

宝山/家族の甘酒
 

550ml はこちら 960ml はこちら

今週のつまみ

<「家族の甘酒」ヨーグルト>
玄米由来の褐色がかった色がいかにも身体によさそうな「家族の甘酒」



サミットストア 西小山店
 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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