「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒

日土志、五穀豊穣を「貴」の新酒で寿ぐ

貴 特別純米60 直汲 初しぼり<新嘗祭>


新沼謙治。
にいぬまけんじ。
演歌歌手。

今回は紅白出場歌手
「新沼謙治」のはなし
……ではない。
おじさん的には大好きな歌手だけど、
今日は「新嘗祭」のはなし。

なんて読むか「新嘗祭」

にいなめさい
にいなめのまつり
にいぬまけんじ

どれもあってる。

たまに聞くけど良く知らない。
なんだか漢字も難しいし。

なんで急に新嘗祭かって?
11/23(水)に発売する、山口県の銘酒「貴」の新酒が、
ニイナメサイに関係するという情報を
ゲッチューしたからだ。

ということで、手に入れたのがこの
「貴 特別純米60 直汲 初しぼり<新嘗祭>1800ml」
(たか とくべつじゅんまい60 じかぐみ はつしぼりにいなめさい)


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新嘗祭とは、五穀豊穣に感謝する日で
11月23日のこと。

「それって、勤労感謝の日ジャン!」
と突っ込まずにはいられなかった。

それもそのはず。

古来より続いてきた新嘗祭の日付は、
旧暦の11月中旬頃で、年毎に違ったが、

旧暦から現在の暦に変わる明治6年
その年の新嘗祭が11月23日だったことで
固定化されることになった。

それから時代は下って戦後、
“ユー、この日は「勤労感謝の日」にシチャイナヨ!”
とGHQによって改められた経緯がある。(またGHQか)

元々はこの新嘗祭、
日本書紀にも記述があるほど歴史が古く、
現在も皇室の宮中行事として続いているという
我々日本人には縁深きイベントだ。

誰が何を祭る行事かと言えば、
“天皇がその年に収穫された穀物に感謝して神を祀る”
というもの。

さらに、“神(天照大神)の系譜である天皇自ら食すことで
力を得て、翌年の実りを約束する“という意味もある。

なんて日だ! 何も知らずに休日謳歌してた。ブルッ。



そんな重要な日である11月23日の「新嘗祭」を
「貴」の蔵元、「永山本家酒造場」が
新酒の解禁日にしようと旗を掲げ、
日本酒業界に号令を掛けているとか。

すなわち、本来のお酒の姿、
人間の営みの中で息づいてきたお酒の
文化と歴史、人との関わりをリスペクトし、
日本酒のあり方を業界に問うているのだ。

さすが「貴」!
まさに新酒で祝わない手があろうか
いわんや祝うべし!!

この後、同スペックの「貴」が
12月以降に登場するとのことだが、
志だけは高くありたい。
しかもこちとら江戸っ子、初物ぐるい。
もとい、初物食いだ。

iPhoneの発売日には並ばんが、
こいつは会社早退してでも
手に入れる。

なんて息巻いたが、勤労感謝の日だもん。
早退もインターハイもない。
かがた屋酒店も水曜なので定休日だが……。



さて、一人新嘗祭。今日合わせるのは「油揚げ」だ。
油揚げといえば稲荷神社の狐。
実はあの狐、稲の穀霊。

穀物の神様の大好物をアテに
穀物からできた新酒を飲む。

「最高の相性じゃないか!」

お酒って元々はお米と水。
つまり、お米と油揚げ。
口の中でお稲荷さんができる。ははは。

もうバカなこと言ってないで、
お米を作ってくれる農家さん
お酒を造ってくれる蔵人さん
このお酒がおうちに届くまで関わった
全ての人に感謝して大事に飲もう。


※新嘗祭に関しては、以下のサイトを参考にしました
勤労感謝の日と新嘗祭(にいなめさい)(No.0746)

「新嘗祭」を冠した、
11月23日(水)リリースのお酒
「貴 特別純米60 直汲 初しぼり<新嘗祭> 1800ml」は、
限定24本となります。

お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

貴 特別純米60 直汲 初しぼり<新嘗祭> 1800ml
(たか とくべつじゅんまい じかぐみ にいなめさい)

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今週のつまみ

<炙った油揚げ>
定番の肴。上手に炙るのが意外とむずいのよね。
きんぴらもちょっと添えました。



まいばすけっと 西小山駅前店

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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