4年前のリリース時に即完売し、
ファンの間では “キンツチダ” と称され、
大好評だったレシピを復活させてのリバイバル醸造品です。

精米歩合は、なんと90%。
通常の「Tsuchida 麹99%」が精米歩合70%なので、
より削らないお米を使用し、
さらには麹を造る時間も伸ばしたため、
麹の力によってより複雑な味わいが、
良いバランスを生み出しています。

オイリー感があるため、
星野杜氏いわく「自家熟成もおすすめ」とのこと。
前作は、このオイリーさが約3年の熟成を経て、
バタースコッチのような香りに変化したそうで、
今回も台所の戸棚の奥で同様のミューテーションが
起こるんじゃないかと期待しちゃいますね。
ぜひお試しください。

そしてまた今回は、
通常の「Tsuchida 麹99%」および、
「Tsuchida 麹99% 木桶仕込」との飲み比べをおすすめいたします。
麹99%をベースにしつつ、醸造技法の違いによって、
味わいが異なることを体感できるお酒は他にありません。
原料米違いや酵母違い等の一般的な飲み比べでは
決して味わえない体験をお楽しみください。
 

「土田」の名を世に広めた超話題作！
ほぼ全麹仕込！ TSUCHIDA 麹99% とは？

「99％」

○○％という表示を見ると「精米歩合ね……」と思いがち。
毎年9月9日解禁の「TSUCHIDA 99」は精米歩合70。
じゃ、なにが99％なのよってはなしです。
正解を先に言うと
「麹歩合（こうじぶあい）99％」

歩合の数値がフツーじゃない。
フツーは麹歩合20％（＋蒸しただけの米が80％）。
この配合レシピが教科書通り。
なのに、この土田は……
麹歩合99％（蒸しただけの米が1％）ってこと。
つまり「ほぼ全麹仕込み」。
日本酒の限界です。

なぜ99%が限界かというと、
酒税法での日本酒の定義は
「米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」だから。
つまり、麹だけでなく少しでも白米を使わないと日本酒と名乗れないばかりか、
日本酒の製造免許では造れないというわけ。

このお酒は、麹歩合99%という特徴に加え、
1，酵母無添加
2，甘みがあって、濃いくせに、後味軽い
3，肉、中華、エスニック料理と好相性
といったところも興味をそそられます。

味噌、醤油、お酢、みりん……日本酒。
日本人にとって切っても切れない存在である麹菌は、
日本を代表する菌であり、国菌に認定されるほど大事なもの。
「一こうじ、二もと（酒母）、三つくり（もろみ）」
という格言があるほど、
酒造りでいちばん重要なのも麹です。

その麹を日本酒と名乗れる限界値まで使用した「Tsuchida 99」
麹米の量でこんなに味が変わるのかと感じれられる
世にも珍しいお酒です。ぜひご賞味ください。

※ほぼ麹だけでつくっているため、白いオリが生じますが品質上問題ありません。軽く振ってお召し上がりください

 

商品について