「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.82

SAKEコンペ第1位/南部美人 あわさけ スパークリング 瓶内二次発酵

2年連続! SAKE COMPETITION
発泡清酒部門 1位獲得のプレミアムawa酒



ナンブビジン


という名前の競走馬がいたらしいです。
へぇーーーーー。

はい、というわけで
今週は「南部美人」です!

南部美人は銘酒として名高いけれど、
南部せんべい、南部鉄器も名産品としてよく聞くワード。
「南部」ってそもそも何?!

……ってことで解説のほう。
「南部」といっても、
かつて南北戦争で北部に負けた、
アメリカの南部のことではない。
知ってる。

方角を意味する南部ではなくって、
当時、南部藩を治めた
領主の南部氏に由来していて、
青森県南部、岩手県北・中部あたりの
地域を指す言葉である。

そういえば「南部」姓の人って結構居るよね。
例えば、
南部 正司監督
(元バレーボール日本男子代表監督)
南部 陽一郎先生
(理論物理学者/ノーベル物理学賞受賞)
南部 虎弾(なんぶとらた/電撃ネットワークの
メンバー/ダチョウ倶楽部の元リーダー)

ふーむ、南部さんって
色んな世界の第一線で
グローバルに活躍されている方が多いのねぇ。
南部美人もそう。



SAKEコンペ第1位/南部美人
あわさけ スパークリング 瓶内二次発酵 720ml


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素敵な笑顔!
誰かというと、南部美人の蔵人であり、
南部美人の顔、
冨着(ふちゃく) いちこさんだ!

抱えておられるお酒は、国内最強の泡酒、
「南部美人 あわさけ スパークリング」である。

何故最強かというと2017、2018年と2年連続で
世界一の市販酒を決めるコンテスト
「SAKE COMPETITION」の発泡清酒部門1位 を
獲得しているからだ。

本日はその最強たる所以を
いちこさんから直に聞かせてもらえる手筈。
整えてくれたのはチロモン
かがた屋酒店のバカボン七段だ。




日土志:
まずはサケコンペ1位受賞おめでとうございます。

いちこさん:
ありがとうございます。

日土志:
そもそも、スパークリングの日本酒を
造ろうと思ったキッカケは何ですか?

いちこさん:
2016年の年末に「awa酒協会」(※1)が
発足することになり、
その趣旨に則ったawa酒を
すぐさま造ることに決めたことです。

※1:
「一般社団法人awa酒協会」のこと。
awa酒の厳格な認定基準を定め運用することで、
発泡性清酒の世界的認知・普及を目指す。
南部美人 蔵元・久慈浩介氏は、
発足時から副理事長を務めている。




日土志:
では、初めて造ったawa酒が、
いきなりコンテストの1位に輝いたわけですか。

いちこさん:
そうなんです。
ですから、2017年の出品酒は
全てが手探りの試験醸造でした。

ネックフリーザーや瓶に栓をする装置など
設備もないので、懇意のワイナリーさんに
全部貸していただいて造りました。

日土志:
えええぇぇぇぇっーーーーー?!
物凄い意欲と機動力ですね。

いちこさん:
(蔵元の)久慈が何でもすぐに
やりたがる性格なんです笑

ですが、極少量の仕込みですから
賞をいただいたのにお届けできるものがなくなってしまって
お客様には大変ご迷惑お掛けしました。
でも、2018年は設備も整えることができたので
味わっていただける機会も増えたと思います。

日土志:
なるほど、それを聞いて安心しました。
先程「ネックフリーザー」というワードが出ましたが、
シャンパンの製造に使われるものですよね。

いちこさん:
はい。瓶を逆さにして貯蔵し、
瓶の口元(ネック)に集まった澱(おり)を
凍らせて取り除く装置です。





日土志:
シャンパンと同じ造り方なんですね。 時間的にはどれくらいの期間を経て
できあがるんですか?

いちこさん:
まず、9月初めに日本酒を仕込んで、
一ヶ月余りでお酒ができます。
このお酒を瓶に詰め、最低でも約2ヶ月間、
じっくり瓶内での二次発酵をかけます。
最後に瓶燗火入れをして出荷となります。

日土志:
最低でも約3ヶ月ですか……
普通の日本酒の3倍近くかかるんですね。

いちこさん:
クリスマスにお手元に届くよう
これでも急いだ造りになります。

日土志:
こだわりはどんな部分ですか。

いちこさん:
私たちのawa酒はシャンパンと同じような造り方で
手間を惜しまず醸しています。

それから、元となる日本酒は
長年培ってきた吟醸造りで醸しているところに
自負があります。
日本酒の優しい甘味と瓶内二次発酵による
キメ細かな泡立ちが程よいバランスで
後味すっきりと飲めます。




日土志:
ラベルも印象的ですね。

いちこさん:
ありがとうございます。
実は原稿用紙のようになっていて、
お酒の名前が縦書きで書かかれています。
日本酒にはあまり馴染みのなかった
新ジャンルのスパークリングですが、
その中に和を表現しています。

日土志:
なるほど。
和のスパークリングとして申し分のない仕立てですね。
それから、
中央上部に飾り文字で「AWA」と書いてあります。

いちこさん:
はい。その通りです。
それに、所々に縦書きで「AWA」とあるのが分かりますか?
これは立ち昇る泡を表現しています。

日土志:
あ、本当だ!
芸が細かいっ!




では、最後に
読者へメッセージをお願いします。

いちこさん:
ボトルに霜が付くくらい
キンキンに冷やして飲むのがおすすめです!
お食事と楽しんでください。


冨着 いちこさん、ありがとうございました!




試験醸造にもかかわらず、
サケコンペ1位に輝いた2017年、
南部美人はIWC
(インターナショナルワインチャレンジ)で
「南部美人 特別純米酒」も見事に
「チャンピオンサケ」を獲得している。

設備もまだ整っていない中、
手探りで始めたawa酒造り。
しかも、技術が求められる瓶内二次発酵の
発泡性清酒である。
初めての挑戦とはいえ、
それでもやはり、
このような傑出した醸しの技術が
下支えしているのだろう。




すでに世界38ヶ国へ進出し、
高い評価を受けている同蔵元。
いちこさんによれば、このプレミアムなawa酒も
海外へ飛び立つカウントダウンに
入っているのだそうだ。

世界中の食通を唸らす前に、
まずは自分の舌で、喉で、
確かめてみるといいよ。

さあて、
今夜は頑張って洒落たツマミを作り、
テーブルクロスでもひいて
素敵な晩餐にするんだー。

ほしたらばー!




世界一の市販酒を決めるコンテスト
「SAKE COMPETITION」の
発泡清酒部門1位 という揺るぎない栄冠。

しかも、2017年、2018年と
2年連続で受賞の快挙。

世界にその確固たる実力を示した
プレミアムスパークリングが、
「南部美人 あわさけ スパークリング」です。




積年の技術に裏打ちされた
最良の吟醸造りで醸した日本酒をベースに
瓶内二次発酵による活性、
ネックフリーザーを使用したオリ引き、
シャンパンと同様の
手間を厭わない造りがもたらす
慈雨のawa酒。

縦書きの原稿用紙に「AWA」が浮かぶ
和が表現されたラベルも技ありのセンス感。

日本酒の優しい甘味と
キメ細かな「AWA」がベストミックスされた
至高のスパークリングSAKEを
キンキンに冷やして
特別なひとときを!

数に限りがあります。
お早目にご注文ください。





日土志が飲んでいるお酒

SAKEコンペ第1位/南部美人 あわさけ スパークリング 瓶内二次発酵 720ml

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プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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