「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.90

黒龍 いっちょらい 吟醸

これぞ小瓶の魔力! 銘酒ありて、
日土志、親と酌み交わす帰郷の途路



いっちょめ、いっちょめ、
ワーオ!



志村けんである。
子ども時分、ドリフターズ全盛は
とうに過ぎていたはずで、代わって始まった
『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』が
大のお気に入りであった。

それでも何となく覚えている冒頭のフレーズ。
東村山音頭のリメイク版に挿入されたものだという。
リリースは1976(昭和51)年。
なんと42年前だ。オイラ、生まれてもいない。
ワーオ!

ところで、福井には福井音頭、またの名を
イッチョライ(イッチョライ節)がある。
作曲はあの昭和歌謡の大家・古賀政男。
なんか興奮してきたな。
『YOSAKOIイッチョライ』で踊りたい。

なお、「いっちょらい」とは福井の方言で
「一張羅(いっちょうら)」のこと。
要は「一張羅音頭」ってことでしょ?

そういえば、福井県は人口当たりの
社長輩出率が日本一。しかも35年連続!
晴れ舞台で晴れ着を着るのが好きな
社長さんが多いからそんな名前が
付いたのかなーと思ったが、
「いっちょらい」には
「(自分にとって)一番いいもの」
という意味があるんだと。

かのスティーブ・ジョブズも愛した福井だ。
神は細部に宿る!
という言葉があるように、眼鏡をはじめ、
福井のものづくりへのこだわりは
並大抵ではない。こうした気質が銘酒を生む。



黒龍 いっちょらい 吟醸 300ml

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ご存知、泣く子も黙る福井の昇り龍
「黒龍」である。
オイラにとってみれば、
「いっちょらい」という言の響きは
福井音頭でも一張羅でもなく
銘酒の代名詞に他ならない。

すまん、ちょっと格好つけた。
が、しかし、そこは自明。
だって、その値段にして
おそろしい程のクオリティの高さを誇り、
分かっちゃいるけど、飲む度に驚かされる。
オイラ風情、格好でもつけなきゃ
体裁が保てぬよ。ね?!

と、ここまでは通常運行の
日土志『今週の晩酌』だが、
あれ?! 300ml?
「黒龍 いっちょらい」の……小瓶??

よし、久しぶりにいっちょ言っときますか。
「姉さん、事件です!」
(出典:TVドラマ『HOTEL』/TBS)




小瓶ってなんかテンションあがるよね!
その小さな御姿(みすがた)に
小宇宙(コスモ)を内包し、
ビッグバン前夜の如くエネルギーを
凝縮しているさま=小瓶。
なんつて。
否、これぞ小瓶の魔力!

たっぷり飲める一升瓶もいいけど、
小瓶ならではの魅力や使い勝手があるよ。
ちぃとだけメリットを挙げると
・一本当たりの重さが軽い
・小さくてコンパクト
・単価が安い
・見た目カワイイ

黒龍にカワイイってどうなの……と
訝る向きもあるだろうが、
現にカワイイもの。
ほら!




ワーオ! 壮観※
独り暮らしをする前は、
こういうの絶対憧れるよね。

一升瓶じゃこうはいかない。
ウチの冷蔵庫そんなに大きくないから
横に倒してなおかつ斜めに静置せねばならぬ。
なので小瓶は独身にはモッテコイ。
ありがたき幸せ。





家庭がある人にとってみても
冷蔵庫を占有せずに済むので
家族に煙たがられなくて大助かり!
って声も聞く。
小さくてコンパクトな小瓶のメリットだよね。

コンパクトな分軽いから出張や外出時、
旅のおともに鞄やスーツケースに
こそっと忍ばせておくにも都合がいい。




ワーオ! 詰めすぎ〜〜※

出先でどんだけ飲む気?!
第一そんなに詰め込んだら重い。
一本当たりの重さが軽いのがいいのであって
たはは、これじゃあ小瓶のかいがない。

まあ、これは極端として、
実家に帰省する場合の手土産にもいい。
オイラの両親もそれなりに歳を重ねているので
あまり量は飲めない。
そうさ、
父や母と軽く一杯飲み交わすのにジャスト。
会話も生まれる。

また、ほかにも小瓶の利点がある。
それは、お互い冷静なまま
パッと早めに切り上げられる笑 ってとこ。
持って回ったような会話の後、
“で、いつ結婚するんだ?”は勘弁だ!




実家に帰省する時は、毎度まいど
四合瓶(720mlボトル)を買い込んで帰ったり、
予め一升瓶を送ったりしていたけど、
結局、大して飲まず、
目下大量に自家熟成というか実家熟成中。
逆に両親に迷惑を掛けている始末。

「黒龍 いっちょらい」の小瓶は
二合に満たない300ml。
こいつを1本(か、多くても2本)。
父上と一杯酌み交わすくらいが
丁度いいんだよね、実際。

ちなみにかがた屋酒店スタッフの
バカボン七段(しちだん)は
いっちょ前に下戸。気取ってやがる。




それに一本飲み切りサイズだから
飲み過ぎなくていいよね。
ちろもん、次の小瓶に
手を伸ばさなければの話だけど。

一升瓶だと自分の飲んだ量を把握しづらい。
グラスに注いでも
あんまり減っているように見えないし、
飲み進むと段々自分が何杯目か分からなくなるし
そもそも何杯目を飲んでいるかなんて
どうでもよくなってくる。
(反省!)

「黒龍 いっちょらい 300ml」なら
一日一本まで!
と決めてしまえばよいのだ。

つまり、小瓶は飲み過ぎになり難い。
これも大きなメリットだよん。



生ハムメロン

「黒龍 いっちょらい」は
若いメロンのような風味があるので
パーティ前菜の千両役者
「生ハムメロン」と合わせる。

最近は梨や桃など、生ハムと果実の
組み合わせは無限に広がっているが、
今日は王道のメロンちゃんナリ。




まず一献。
「黒龍 いっちょらい」は吟醸ながら、
吟醸を笠に着て大きな顔をしない
香りおしとやかさん。
キンキラキンの一張羅ではない。

やはり長きに渡って日本一、
社長さんを輩出してきた福井県。
成金じゃねぇんだよ!

だからアタックも優しい。人がデキてる。
がなるだけが取り柄の
ブラック企業の社長とは違うのだ。

風味には若いメロンや青竹を感じさせる、
清涼・清新なトーンがあって
胸をすくようである。

つまり、人柄も人当たりもいいんだが、
バイタリティに溢れる若手CEOってとこ。
社長の鏡! ザ・優良企業! ベンチャー!
オイラ、いっちょらい社長の下で働きたい。
そんな風景!




味わいについて。
甘味はクールである。辛口に見えて実は
あんずやビワのような果実の甘味があり、
ジューシーさを感じていると、
氷砂糖を舐めたような冷たい感覚がきて
スーッと抜けていく。

さらには旨味のスマートな膨らみ。
米の旨味を上手に引き出し、
いやらしさがない。
無駄に誇大な主張せず、
旨さの本流を行くが如し。
いくらでも飲める! 杉田玄白!




生ハムメロンとやってみ。
生ハムの塩辛さとメロンの甘味・風味が
作り出す旨味の大滝に
「黒龍 いっちょらい」の甘味や酸味が重なると
その大瀑布から黒き龍が顕現、
「廬山昇龍覇ウマックス!」
(ドラゴン紫龍/『聖闘士星矢』/作 車田正美)
熱き咆哮を上げながら天へと飛翔する。




黒龍酒造の企業理念は、
“自然と人との調和を目指し、
豊かな生活文化を創造する”というもの。
その言葉通り、
福井県は「移住者の幸福度ランキング」でも
一位なのだとか。

う、うらやましい……と
妬んでいても仕方がない。
ここはひとつ社長のように大きな心で
酒道に勤しむべし。

さあ、キミもいっちょらいの小瓶を
バッグに忍ばせて、大事な人に
“つるつるいっぱい”注いであげておくれ!




ほしたらばー!




泣く子も黙る福井の昇り龍
「黒龍」ブランドの銘酒「いっちょらい」。
福井県産五百万石で仕込んだ
心地よい吟醸香とくせのない旨さが
人気の定番吟醸酒である。

「いっちょらい」とは福井の方言で
「一張羅(いっちょうら)」のことで
「(自分にとって)一番いいもの」を意味する。

黒龍のクオリティは折り紙付き。
そのラインナップ中で
一番いいものと銘打つ酒である。
黒龍の顔といっても過言ではあるまい。

そんな定番吟醸酒に
なんと小瓶(300ml)があるではないか。
ギュッとコンパクトに凝縮した銘酒を
出張や外出時、旅のおともに
バッグに詰め込んで出掛けるべし。

出掛けないなら冷蔵庫に並べ、
悦に入るべし!





数に限りがあります。
お早めにご注文ください。


日土志が飲んでいるお酒

黒龍 いっちょらい 吟醸 300ml
 

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今週のつまみ

<生ハムメロン>いい生ハムは甘くていい香りがする。今日のは一パック300円……安っ。ぜひいい生ハムで!



東急ストア フードステーション西小山店,
まいばすけっと 西小山駅前店
 

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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