「水曜に取り寄せたお酒で土日(週末)を楽しむ」がモットー(志向)。
毎日をゆるく生きる水取 日土志の緩ライフを毎週ゆる〜くご紹介。

さて、今週はどんな緩ライフを過ごしているでしょうか……

今週の晩酌酒 vol.34

[夏限定]塩ライチ

ライチな万能リキュールで
この夏、猛暑も美女も制す?!



歴史の中には、国が傾くほど
王様が入れ込んでしまう絶世の美女が登場する。
これを傾城(けいせい)、傾国(けいこく)と
呼ぶが、楊貴妃もその一人。

中国は唐の時代、玄宗皇帝の寵愛を受けた皇妃で、
世界三大美人の一人。本名は楊玉環。
この楊貴妃が好んで食べたといわれるのがレイシ。
つまり、ライチだ。

好きすぎて、ライチが採れる遠くの南方から
都がある長安まで早馬で運ばせたのだとか。
そりゃあ国も傾くわ。

……などと突き放してはみたものの、
果たして今の政治はどうか……。

おっとと、言い出したらキリがない。
主題からズレる。
今日は楊貴妃が愛したライチが主役。
暑気払いにライチのお酒で涼をとるのだ。



[夏限定]塩ライチ

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まずジャケがかわいい。オイラ好み。
ライチだからってお高くとまってない。

さて、どうやって飲もうか。
塩ライチって実は姉妹がいて、「塩うめ」、
「塩ゆず」、「塩みるく」の四姉妹。

たいがいどれもオイラはロックで飲むんだけど、
塩ライチの裏ラベルにはこう書かれている。

「ロック良し、ソーダ割りも良し、
かき氷にかければ大人の夏のスイーツにも◎」

なるほど、かき氷かー。それは面白い。
でもお家には氷を削るガリガリが無いな。
なのでまずは順当にロックから参ろうか。




いいねー涼し気。一口いただく。
「ウォホ! すっきりさっぱり飲みやすい」

ライチのリキュールと言えば、
フランス生まれのDITA(ディタ)と
Paraiso(パライソ)を飲んだことがあるけど全然違う。

それらはアルコール度数も高くて(20度以上)、
カクテルにすることが多いわけだけど、
大甘で、もっとライチライチしている。

だからライチが苦手な人は元より、
果物のライチは好きでも、強いライチ香が
ちょっと、というむきもあるかと思う。

だが「塩ライチ」は程良くライチ。
で、甘過ぎない。トロッとした見た目より
飲み口はサラっとしている。

アルコール度数も7度とビール並みに低いので
ロックでもグビグビ行けちゃう。

さて、そのまま飲んでも旨いんだが、
お茶請けじゃないけど、塩ライチ請けを用意した。
ほら、暑気払いだからしっかり食べないと。



「彩り野菜のピクルス」

とにかく野菜をアレコレ買ってきて漬け込んだ。
意外とスナップえんどうが旨かったのと、
助っ人外国人・マッシュルームも名脇役。

味付けは適当に砂糖、お酢、塩を瓶に入れて、
鶏だし顆粒をおまじない程度に振る。

一晩漬けてもいいけど、冷蔵庫に一時間程度
入れておけばすぐ食べられる優秀なやつ。




ってことで、もう漬かったので食べてみます。
仕上げに、身体に良さそうだなと思って
カスピ海ヨーグルト(グリコ)をトッピング。

「うん、思った以上のデキ!」

ただ野菜切って詰めただけなのに
こんなに美味しくできるなんてオイラ天才?!
いや、全ては先人の知恵。ありがたや。

お酢の酸っぱ味が食欲増進。
浸かりが浅いから野菜もシャッキリ、
歯応えグッド。カスピ海なんちゃらもいいわ。

んでまた、ピクルスと塩ライチの甘酸が
抜群のハーモニーを奏でてる。7月リサイタル。
こういうのを出会いのものって言うんだな。
ディタやパライソリキュールだったら
きっとこうは行かないね。

塩ライチは日本酒がベース。
糖類不使用の自然な甘さが食との仲立ちを実現させている。
それにきっと「塩」もね。

誰だ?! リキュールなんて甘くて
ご飯と合わないなんて言ったやつは。

すいません。オイラです。
リキュールは、食中酒に向かないっていう
固定観念はもう捨てました。今日限り。
少なくとも塩ライチに関してはね。




この塩ライチは、
ちょっぴりトマトのニュアンスがあって
その香りと酸味が口の中を毎回清新に
リフレッシュしてくれるから、
いくら飲んでも飽きないって感じ。

隠し味にグレープフルーツが
入っているから爽やかなんだね。
ライチのカクテルといえば、
グレープフルーツは鉄板。
さすが分かってらっしゃる。

極め付けは、伝統製塩法で作られた
「海の精」っていうミネラルたっぷりの塩ひとつまみ。
伊豆大島の綺麗な海が故郷だ。

これが「塩」の効能なのかしら。
甘さを引き出しつつ、味が引き締まってダレない。
だから飲みやすさに拍車がかかる。

うん。傑作リキュール。間違いない。
かわいい顔して全て計算ずくってことですな。




わははははは。上の写真の通り、
ソーダ割りもやってみたぞ。

こちらはさらにグビグビ。
大人のジュース。大人のソーダ。
楊貴妃みたいな気品すら感じる。

アルコール度数も3度〜4度。
和らぎ水も不要。いくら飲んでも酔わない。
ご婦人方をいたずらに酔わすこともないから勧めやすいのだ。
(ロックでもそうだけどな)

日土志にしては、割と良いこと言うじゃんって?!
ほら、オイラ紳士だから。
とか言っちゃって。へへへ。

そういえばもうすぐ彦星も織姫に会えるわけだし、
恋人たちの季節到来につき、
「君の瞳に塩ライチで乾杯ウマックス!」


傾国の美女とまでは言わないけれど
今年の夏こそ素敵な出会いがあるといいなぁ。
夏の万能リキュール「塩ライチ」があればそれも可能。
そうです、仕上げにオトナなかき氷! という必殺技もあるし、
期待して飲みつつ待とう。

ほいじゃーね!





伝統製法の海塩ひとつまみ。
塩みがちょっぴり効いた大人のライチリキュールは、
甘さ控えめのさっぱりとした飲み心地。

ロック、ソーダ割り、かき氷のシロップと
使い勝手よし。
おまけに食事にも寄り添う
夏限定の万能リキュールです。
よく振ってからお飲みください。

夏限定です。
お早目にご注文ください。



日土志が飲んでいるお酒

[夏限定】塩ライチ

商品を見る(720ml) 商品を見る(1800ml)

今週のつまみ

<彩り野菜のピクルス>
グラデがいい感じでパーティに最適。変わり種のオクラも秀逸だったよ、やって味噌!



Fresh Foods アトレ目黒店

プロフィール

水取 日土志
(みずとり ひとし)


38歳(男性・独身)。西小山在住。
近所のかがた屋酒店でお酒を買って晩酌するのが一番の楽しみ。
出世するつもりは毛頭なく、職場でもお酒のことばかり考えている。
最近、ウンチクが過ぎて部下にウザがられていることを自覚したのか、
酒屋で仕入れた情報は、もっぱら猫か、かがた屋の新人にだけ話している。
西洋かぶれの一面もある。外見からは想像できないくらいチャーミング。

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