山忠本家酒造（義侠）の強みは、
「蔵内熟成力」。
売らずにキープする力。
貯める力。
つくったらすぐ売りたい……
酒に限らず、
これがごくごくフツーな発想。
しかし、
義侠にはここでグッと時と重ねる力がある。

義侠「2001ヴィンテージ」。
兵庫県東条産 特A地区の最高品質山田錦（磨き40）で醸した酒。
まず、育て方からして違う。
無除草剤・無化学肥料で育てた特別栽培米である。
自然の力と人の手で隈なく編み上げたマスターピース。

ここまででもスゴイ。
が、それを蔵内でじっくり低温貯蔵。
それも20年間。

しかし、二十歳とは思えない美しい熟成感。
口当たり柔らか滑らか、まろ味がある。
それでいて凛としている。
円熟期に入ってはいるが、
なんというか、まだ生きている。
現在進行形で成長を続けている。
そうした生命力を感じるのだ。

ゆったり楽しんだ後は燗に。
45度程に温めて飲んだ暁には、
感じたことのない邂逅が待っている。
日本酒に畏怖する。

そこにあるのに、手が届かない…。
「売らずにキープする力」
「貯める力」
「チラ見せ」
「チラリズム」
年の瀬や年始、成人式で祝いたい
アダルトなアルティメットジャパン。

それが男闘己（オトコ）。
それが御闘女（オトメ）。
それがストロング。
そこんとこ、夜露詩句。

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