◎岡山雄町
◎硬水仕込み
◎生モト酒母
◎一年熟成
◎濃醇辛口（複雑でドライ）

お馴染み、落 昇（おちのぼる）the ミスター・ライジング
そして、落酒造場が、新たな一歩を踏みだします。

岡山県産米に強いこだわりを持ち、
飯米である「朝日」と酒造好適米の「雄町」を軸に
繰り広げられてきた落昇杜氏の創出する世界観。
その滑らかで柔らかな質感と親しみやすく味わい深い酒造りは、
これまで多くの地酒ファンの心を掴んできました。

しかし、蔵元兼杜氏に就任して程なくコロナ禍に見舞われ、
酒蔵存続をかけた新たな一手を必要としました。

落 昇杜氏は考え抜きました。
兼ねてより蔵周辺の天然水の特色であるミネラリーな中硬水と
お米との相関に、よりよい相性があることを導き出していた同氏は、
さらにもう一歩踏み込み、硬水ならではの理想的な発酵を追究します。

導き出した答えは、伝統技法・生モト仕込みによる酒造り。
これにより、ミネラル成分の豊富な硬水が“強い発酵”を生み、
今まで味わったことのない新しいお酒が誕生しました。

百万年の歳月が作った鍾乳洞で磨き抜かれた力強い北房の水。
そもそも硬水は、軟水に比べ栄養分が多いため、
微生物の発酵が盛んになり、複雑な酸のある辛口になる。
そして造りは、発酵に必要な微生物の力を最大限に引き出す伝統的な技法・生モト仕込み。
元来、硬水とキモトの相性は良いのです（灘の辛口キモトが有名）。

さらに酒米は、芳醇で秋上がりする、深みのある味わいが特長の雄町を使用。
加えて一年寝かせることで雄町らしさをより膨らませました。

硬水×雄町×生モト×熟成。
奇跡的なアンサンブルが生み出した濃醇かつ、ドライでキレのある一滴をお楽しみください。
常温、または燗酒（45℃）前後がおすすめです。

 

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